静かに一人の男性の物語が始まります。
収入が増え、生活が豊かになったみたいですね。
職業はコロンビアでコーヒーを栽培する農家のようです。山の奥深さがしんみりと伝わってきます。
このCMはスイスに本社のある世界最大の食品、飲料メーカーのネスレ社が、自社のカプセルコーヒーを紹介したコマーシャルになります。
ネスレがコロンビアに共同のコーヒー精製所(下記写真)を作ったことでコーヒーの質が向上し、生産者の所得もアップしました。
それにしても自然豊かな地域ですね。この素晴らしい場所がどこにあるのか気になるので詳しく調べてみましょう!
(引用)https://www.nespresso.com/jp/ja/our-choices/sustainable-quality/coffee-mill-colombia#!/sustainable-quality/coffee-mill-colombia
例の場所は、コロンビアのアンティオキア県?ハルディン?なにソレ?
調べてみたところ、この場所はコロンビアの「アンティオキア県 ハルディン」であることが分かりました。
ん~...なにソレ?わからんわぃ。
ということで「アンティオキア県 ハルディン」についてもっとリサーチしてみましょう。
<アンティオキア県 ハルディン について>
☆コロンビアは南アメリカの北西部にある共和制国家で、その首都はボゴタになります。
☆ハルディンはコロンビアの西部にあるアンティオキア県の山間部に位置する小さな街で、その人口は約1万4,000人ほどです。
☆アンティオキア県の県都はメデジンで、ボゴタに次ぐコロンビア第二の都市です。
(引用)https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/80/Colombia.png/300px-Colombia.png
☆ハルディンはコーヒーの街として知られており、すぐ近くの農園で採れたコーヒー豆から淹れたての一杯を飲むことができます。
☆コロンビアでは「コーヒー」を「ティント」と表現し、濃いブラックコーヒーに砂糖をたくさん入れて飲むのが定番になっています。
☆ハルディンの建物やショップはカラフルに彩られたものが多くありますが、観光向けではなく自分達で楽しむためのものだそうです。
(引用)http://guide.hoteguru.com/tatujin_blog/item/photo/gallery/photo1480912144_1.jpg
☆近くにはコーヒー農園がたくさんあるため、ツアーに参加してコーヒーの製造工程を見学することも可能です。
☆週末になるとメデジンから訪れるコロンビア人で賑わいますが、ハルディンの観光地としての知名度は低く、普段通りの生活を垣間見ることができます。
それでは最後にCMをチェックしてみましょう!
<CMについて まとめ>
コロンビアでのコーヒーの精製は各自で行うのが一般的でした。
その工程には高度な技術と時間が必要で、さらには大量の水を消費します。
その結果コーヒーの品質にばらつきがでたり、大量の水が廃水となって川を汚染するなど環境への悪影響も出始めました。
そこでネスレはこのハルディンに共同のコーヒー精製所を作りました。
これによって製造工程が一元管理され、高品質のコーヒーが生産可能となりました。
さらに作業が効率化されたことで、今までより一日4時間の時間短縮が実現しました。
この精製所には約200軒のコーヒー農家が加わっていますが、どの生産者も家族と過ごす時間や収入が増え、生活にゆとりが生まれています。
収入に関しては約20%も増えたそうです。
また水の使用量を以前よりも60%も削減でき、さらにネスレが汚水処理対策を施すことで環境への影響にも配慮しました。
つまり生産者農家にもネスレにもメリットがあるフェアトレードという感じですね。
ネスレはこれにとどまらず、次の精製所の稼働も計画しているようです。
これからもどんどん美味しいコーヒーを届けていただきたいですね!
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