風力発電の風車が何台も並んで立つ山の頂に、突然スーツ姿で俳優のオダギリジョーさんが現れます。
そして「ちょこっと驚いて下さい……」と言いながら、唯一止まっている一台の風車を片手でつかんで移動させます。
そうするとその風車が勢いよく回り出します。
このCMは豊田通商株式会社が行っている電力事業の一つである再生可能エネルギーの風力発電についてのコマーシャルになります。
最近では太陽光パネルの装置はあちこちで見かけるようになってきましたが、風力発電の装置はなかなかお目にかかることはないですよね。
広い場所と風のできるだけ強いスポットが必須となると、かなり限られてきます。
一面グリーンの山の頂にホワイトの風車が映えて、とても勇壮で美しいですね。
そこでこの広大な場所がどこにあるのか調べてみました!
豊田通商 風力発電のCM 風車群は静岡県の大自然にそびえたっている!?
(引用)http://www.tepco.co.jp/csr/renewable/common/images/wind_im37.jpg
調べてみたところ、この風力発電所は静岡県賀茂郡東伊豆町と河津町の境界に位置する「三筋山の山頂付近」であることが分かりました。
そこでもう少しこの風力発電所について調べてみました。
<三筋山 風力発電所について>
☆東京電力ホールディングス株式会社が運営するウィンドファーム「東伊豆風力発電所」とユーラスエナジーホールディングスが運営する「ユーラス河津ウィンドファーム」の2つから成り立っています。
☆「東伊豆風力発電所」は2009年10月に建設が始まり、2015年8月から営業運転されています。
☆基数は11基で、最大出力は合計18,370kWになります。
☆風車中心の高さは約60m、ローターの直径は約74mにもなります。
☆「ユーラスエナジー」は1986年10月に、株式会社トーメン(現 豊田通商株式会社)グループの電力事業としてスタートしました。
☆2002年10月に「ユーラスエナジーホールディングス」に称号を変更し、2012年1月に現在の豊田通商株式会社が60%、東京電力ホールディングスが40%の株主構成となりました。
☆「ユーラス河津ウィンドファーム」は2015年5月から営業運転されています。
☆基数は10基で、最大出力は合計16,700kWになります。
☆これにより一般家庭約12,000世帯分の電力の供給が可能となり、また年間で約22,000トンの二酸化炭素の削減が見込まれています。
☆2018年5月には、日本における設備容量100万kWを達成しています。
クリーンなエネルギーは環境にも優しく、まさに時流にのっているビジネスですね。
この風力発電所の詳しい地図は以下のようになります。
(引用)http://www.tepco.co.jp/csr/renewable/common/images/wind_im36.jpg
2011年の東日本大震災以来、再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)がかなり注目されるようになってきましたね。
では最後にCMをチェックしてみましょう!
<CMの内容 & まとめ>
オダギリジョーさんと風力発電のコラボに思わず「なにっ?」って目が止まってしまいます。
こんな素晴らしい眺望が本当にあるのか? と疑いたくなるほどの絶景ポイントですね。
このCMの企業 「豊田通商株式会社」は自動車で有名なトヨタのグループ会社です。
豊田通商は主に7つの事業を手掛けていますが、このエネルギー関連事業は日本のみならず世界規模で展開し、その供給に携わっています。
風力発電は自然界で起こる「風」を利用する再生可能エネルギーで、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして重要な役割を担っています。
原子力発電の代替エネルギーとしても注目され、また地球温暖化にも貢献しています。
その設備は毎年20%~30%の高い伸びで増加しており、太陽光発電などと同様に貴重な電力資源として世界中のエネルギーのコアとなることは間違いないでしょう!
(引用)https://i.ytimg.com/vi/9vnudOrNv_k/0.jpg
*CM動画はこちら https://youtu.be/9vnudOrNv_k でご覧下さい。
コメント